“古き良き時代の継承者” グリーヴァが刻みつけた1年間の集大成、真夏の目黒鹿鳴館・単独公演ライブ!


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暑さの籠る8月22日、目黒鹿鳴館ではグリーヴァの単独公演が行われようとしていた。開演直前のアナウンスにはこう流れた。『当ディナーには中毒性が御座います。依存させてしまう場合がございますので、くれぐれもご注意下さい』と。怪しげなアナウンスに、会場を沸かせながら、迎えた時刻18時44分、その幕は開いた。ステージの天井からは首吊りロープが垂れ下がり、物々しさを醸し出している。SEが流れた段階からオーディエンスのテンションは高く、会場を飲み込んでしまいそうな程の気合いが感じられた。そこへ負けじと気合いを身にまとったメンバーが姿を現す。ヴォーカル・狂鬼がお立ち台へ上がると、オーディエンスは溢れんばかりに彼の名を呼んだ。

ベース・緋雨のフレーズがうなりを上げる『毒-ドク-』。狂鬼が「1曲目から上げていこうぜ!」と叫び、客席とステージのデスヴォイスの掛け合いがはじまった。『Dead[en]D』はメロディアスながらも、ダークさに深みを与えていく楽曲。今回の公演で無料配布された『最後ノ晩餐』を披露すると、狂鬼が「お前たちの声を聴かせろ!」と煽る。すると、オーディエンスの声が場内を渦巻いた。独特の振付が印象的であった『拝啓、愛しのアイドル様へ』では、イントロが流れた途端に客席から歓声が沸く。狂鬼の動きを写したかのように踊り狂うフロアの様子は、まるで操り人形。その光景にドラム・琉碧は満足そうに舌を出した。
ここまで、怒涛の激しいナンバーが繰り広げられたが、そこへしばしの静寂が訪れた。狂鬼が「伝えられなかった人に届けます」と告げ奏でられたのは、『true grief』。彼らには珍しいバラード。しかし、リズミカルに脈打つビートと開けていくメロディがどこか心地良かった。ギター・碌のサイレンの音にも似たソロが高らかに鳴り響くと、しっとりとした空間をもたらす場内。

そんな雰囲気を一転させたのは、『解離性同一性障害』だった。ギター・陽が奏でる怪しげなソロが、フロアを再び闇へと引き込んでいく。引き込まれた者達は、ステージへ続々と押し寄せた。そこから畳み掛けられた『鬼経』。釘を打つような狂鬼の動き、それを一斉にとらえた客席の光景は圧巻であった。狂鬼の手には電球が握られ、そのわずかな光をシャウトと共にフロアへ浴びせていく。

子供の不気味な笑い声、ノイズ、電波の音……カオスティックな中間SEが、場内を更に暗闇へと落とした。そしてはじまったのは、6月にリリースされたシングル『甘イ右脳、赭イ左脳。』。唐突に華やかなサビへ転調していく変拍子が印象的な1曲だ。その展開に合わせて踊り狂う客席に、どこか宗教めいたものを感じる。続く『煽り曲』『孤独人形症候群』では、弦楽器隊がそれぞれお立ち台にかわるがわる立ち、狂鬼が客席へダイブ。それを機に、フロアはヒートアップ。

場内は暗転、狂鬼の「悲しくも消えてしまった人たちへ送ります」という語りから『こんな壊れた世界で』が奏でられる。その悲しみがこもった歌声と、ずっしりとした演奏の一音一音は、どの曲よりもまっすぐに観る者へ届いた。続けられた『Wish』は、流麗なメロディで熱しきった会場にどこか優しい雰囲気をもたらす。

そして、本編最後は、ヘヴィなイントロに痺れる『刑法第39条第1項「心神喪失者ノ行為ハ之ヲ罰セス」』。会場全体が無法地帯と化し、メンバー、オーディエンス共どもが全力を出し合う勢いは、留まることを知らなかった。

アンコールを求める場内に、スクリーンを通してさまざまな告知が舞い込んだ。最新のPV映像が観客を沸かせ、主催イベントのタイトル『-終焉-MAD death.-』が波紋を呼ぶ。ここでも彼らはオーディエンスの感情を揺さぶった。

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閉ざされたままの幕には、メンバーの影。そこから聴こえた「来いよ東京!」という狂鬼の声に、フロアは最大のかけ声で応えた。声を確かめ合い、迎えたアンコールの1曲目に選んだのは『the suicide show time』。客席からはタオル回しが巻き起こる。縦横無尽にステージを駆け回るメンバーは、これまでのおどろおどろしい雰囲気を超えて、純粋に目黒鹿鳴館の空間を楽しんでいるように見えた。再演された『最後ノ晩餐』『毒ードクー』では、本編以上の激しい空間が生まれる。お互いを貪るようなメンバーと客席の様は、まるで地獄の饗宴のよう。

この日、オーディエンス達がたっぷり味わってしまった中毒性は、もう治すことが出来ないだろう。“古き良き時代の継承者たち”は、これからもその攻めの姿勢を広げていく。

 

取材・文/中須賀敦子 撮影/遠藤真樹

 

■2013.09.09 グリーヴァ 444枚限定Single「脳内フラワー」999円 DROP

※LIVE会場&通信販売のみの限定販売
■ グリーヴァ出演情報

PS COMPANY PRESENTS『地中楼閣-チチュウロウカクーその199』
2013.9.14(土)高田馬場AREA
 
◎AUBE×Lycaonカップリングツアー『 L.A.TOUR~FLY AWAY~』

2013.09.15(日)名古屋ell.FITS ALL
2013.09.18(水)福岡Drum Be-1
2013.09.19(木)広島並木ジャンクション
2013.09.21(土)金沢vanvan V4
2013.09.22(日)新潟GoldenPigs BlackStage
2013.09.23(月)仙台MACANA
2013.09.28(土)横浜FAD
2013.09.29(日)池袋EDGE ◎Ains PRESENTSグリーヴァ VS DEZERT カップリングツアー「死×闘 地獄絵図-全国編-」
2013.11.10(日)札幌SPIRITUAL LOUNGE
2013.11.11(月)札幌SPIRITUAL LOUNGE
2013.11.13(水)仙台HOOK
2013.11.14(木)新潟RIVERST
2013.11.16(土)名古屋MUSIC FARM(2MAN-お昼の部-)
2013.11.17(日)大阪DROP
2013.11.18(月)大阪DROP
2013.11.20(水)広島ナミキジャンクション
2013.11.21(木)岡山ペパーランド
2013.11.22(金)博多Be-1
2013.11.28(木)渋谷O-WEST

◎Cure v-splash PRESENTS「V-SPLITS Vol.06」
2013.12.19(木)目黒鹿鳴館

◎stylish wave CIRCUIT ’13 冬将軍
2013.12.28(土)大阪MUSE

◎stylish wave CIRCUIT ’13 冬将軍– カウントダウン前夜祭 —
2013.12.30(月)渋谷REX
◎Ains PRESENTS グリーヴァ単独公演&主催EVENT「-罪ト罰-」

グリーヴァ単独公演
「-罪ト罰-十字架二捧グ…」2013.12.07(土)名古屋MUSIC FARM

「-罪ト罰-大阪襲洛」2013.12.08(日)Ash OSAKA

「-罪ト罰-赤イ罠」2013.12.24(火)目黒鹿鳴館

「-終焉-MAD death.-」2014.02.23(日)会場:×××××××